最終兵器
(人生ゲームのルールがわからないと意味わからないかもです。ゴメンナサイ)
なぜかついさっきまで兄貴&親父&俺の3人で人生ゲームをやっていました。
まぁ3人でゲームを興じるに至る経緯は、この間の家族旅行に向けて親父が先日「ポケット人生ゲームRD」という人生ゲームの簡易版を買ってきたんです。
しかしまぁ半ば予定調和の如く旅行に携帯していくのを忘れて、家のリビングに置きっ放しになっていた、と。
そんなかわいそうなポケット人生ゲームRDを、夏休みが明ける前に1回は消化してやろうという企画です。
楽しむために買ってきた人生ゲームを、もはや時機を逸してから人生ゲームを消化するという目的でやる。
まさに目的と手段が逆転していますが、この際気にしません。
さて、一通り用意をしてからゲームスタートです。
順番は年功序列制によって親父→兄→俺です。
〜〜一巡目〜〜
親父、いきなり最高の出目である7を当てる。
ご機嫌なスタートも職業選択マスを全て超えてしまい、いきなりのフリータースタート。
兄、親父と同じく7を当てる。当然の如くフリータースタート。
俺、まさに奇跡、7を当てる。フリータースタート。
一族揃ってのロケットスタートに沸き立つ西岡家、しかし蓋を開けてみれば一族皆フリーターである。
〜〜三巡目〜〜
俺、ゴージャスなプライダルエステに通い1万円払う。
開始5分で借金生活に突入。
〜〜四巡目〜
全員、株券を買える給料日マスを通過、株券を買い漁る西岡一族(フリーター)。節操も何もあったものではない。
〜〜五巡目〜〜
親父、上司と熱い議論を交わし減俸、2万5千円払う。
なんだかリアルな状況設定にリアクションに困る息子2人。
〜〜七巡目〜〜
俺、双子の出産に伴ったご祝儀によって借金返済。
「子宝に恵まれる」とはまさにこのことか(誤解)
〜〜八巡目〜〜
親父、就職先が決定。就職先は「石油王」、フリーターからの華麗な転身。
フリーターの給料が「ルーレットの出目×千円」であったのに対し、石油王の給料は「ルーレットの出目×1万円」。まさに桁違いの生活へ。
兄、マジシャンに就職。給料は3万5千。
俺、再び就職できずフリーターに。就職難の波に呑まれた形に。
〜〜十一巡目〜〜
親父、持ち株が大高騰、時価総額で7万円の儲け。
俺、持ち株が大暴落、時価総額で10万円の損失。再び借金生活に逆戻り。
石油王がその潤沢な資金を元により肥え、フリーターがにわか知識でデイトレーダーかなんかで大損失、世界の縮図を見た気がします。
格差社会、ここに極まれり。
〜〜十二巡目〜〜
兄&俺、宝くじを購入。その名も「レインボー宝くじ」。
親父は「俺は堅い人生を歩んで行くんだ」と宝くじ購入を拒否、石油王ほど堅くない人生はないだろうに。
親父が「最初に渡りきった人は、他の人が通るたびに2万円もらう」と注意書きの書かれた橋を最初に渡りきる。
これによってここから先、この橋を息子2人が通ると計4万円が親父の懐に転がり込むことになる。
俺「また不動産かよ」
兄「土地に手を出すか、堕ちるとこまで堕ちたもんだ」
当然息子から非難轟々。
〜〜十三巡目以降〜〜
次々と決算マスに到着。
親父と兄には退職金が発生、しかし俺には発生しない。やはりフリーターは肩身が狭い。
子供1人につき3万円を受け取ることができ、子供が3人いた俺は6万円を受け取る。
これによって借金完済。本当に子供とは宝である(再び誤解)
決算終了時点での所持金
親父 42万円と少し
兄 18万円と少し
俺 3千円
正社員とフリーターでは生涯所得に大きな差が生じることを実感しました。
ゴールまで残りは5マス。
既に勝敗決したりといった感じで上機嫌の親父。
ルーレットを回す。
出目は4
『夢のテーマパーク設立に投資する。30万払う』
盛 者 必 衰
石油と土地で肥やしてきたのだ、天誅が下って然るべきである。
兄と俺はそのまま資金の大きな増減は無いままゴール。
ゴール時点での所持金
親父 12万円と少し
兄 18万と少し
俺 三千円
このまま長男が勝ちを手にしようとした時、手元に残った「レインボー宝くじ」が1枚。
そう、まだゲームは終わっていなかった。
否
まだゲームは始まってすらいなかったのである。
ルーレットを回して
4 → ハズレ
2・6 → 1万円
1・3・5 → 5万円
そして7がでると
50万円
桁違いの破壊力、思わず説明書を読む手も震える。
フリーターが正社員に勝るその手法、それはそう、宝くじだ。
ルーレットを回す兄、出目は3。5万円の当たりである。
しかし兄は現在1位なので順位にさしたる変動は無い。
そしてついに所持金3千円、フリーターの俺の宝くじの当否である。
くるくると回るルーレット、息を呑む3人。
だんだんと回転数が落ちていく・・・。
そして、止まる。ルーレットが、止まった。
奇跡は起きた、出目は7。
大逆転劇である、50万円を獲得した俺は一気に一族で一番の長者へと上り詰めた。
ゲーム終了時点の所持金
親父 12万と少し
兄 23万と少し
俺 50万三千円
上の『決算終了時点での所持金』からものの5分の間の出来事であった。
どれだけ働いても働いても、人間の労働など宝くじの前では無力なのです。
いやはや、勝ったものの、根こそぎ労働意欲が失われる展開だ。
劇的な展開に興奮しすぎて、いささか大げさな表現ばかりになりました(笑)